「糸を感じながら、踊る。」春のお抹茶
「糸を感じながら、踊る。」 春のお抹茶
イタリアのロックダウンが緩まることが決まった2020年5月、私が感じたのは安堵や解放感ではなく、自分が感染する・誰かに感染させるかもしれない生活が始まる事にとても緊張していました。「自分の行動が自他の人の命に関わることを強く意識しながら日々を生きていく」と思いながらこれを制作しました。
一連のシリーズの中で描いた1枚ですが本には未掲載の作品です。
コロナ禍に関わらず、私たちは思想や発言、行動がお互いに様々な影響を与え合います。心と繋がり、命と繋がり合いながら生きていく。そのことをいつだって忘れないようにしたいです。
絵や文字の部分は印刷ですが、糸の部分は作家が手作業で仕上げています。
糸の色、配色、長さなどそれぞれ異なります。
これは”春のお抹茶”をイメージした配色です。
この作品を制作した日の日記(2020年5月4日)と、同じ5月4日に制作した作品「光は闇とは違うのよ。私たちの光は少しずつ迎え入れるのよ。」のポストカードも同封しています。
糸をふうっとしてみたり、額装して飾ったりして楽しんで頂けたら、そして作品が自分や誰かの命を尊く想う機会になれたら嬉しいです。
105 x 148 mm A6サイズ
サイン入り
(糸が絡まったらご自身でほぐしてあげてください。)